会計事務所に転職したいと思っている皆様へ!
このサイトページで言う会計事務所とは、税理士である国家資格を持つ税理士事務所でなく、税理士を名乗れないいグレーな企業を言っています。
その理由は、税理士というものは国家資格取得者が独占的にできる業務があります。 税理士でないものが会計事務所と語っている求人を見たので思い書きました。
まず、会計事務所というのは何かを考えてみましょう!
税理士法には、
“税理士業務は、税理士のみが行うことができる独占業務であり、納税義務の適正な実現に資するという社会公共性の高いものであることから、非税理士による行為を排除し、国民の誰もがいつでも税理士の門戸を叩けるようその利便に資する必要がある。 そのため、税理士事務所の設置義務を規定するとともに、その事務所は税理士事務所と称することとし(法40②)、2か所事務所の設置を禁止している(法40③)”
とあります。 税理士が開業するときは、税理士事務所を設置します。 会計事務所では無いのです。
しかし、私共も皆さまに解り易く、昭和の時代には、社名に「会計」を入れている時期もありました。
税理士は、個人開業と税理士法人だけであり、株式会社は存在するのか?
求人情報で「会計事務所」とあっても、その地区の税理士会に所属しているのか? を、学生の皆さんは判断しなければなりません。 地域税理士会の会員情報を調べれば判ると思います。
私は、かなた税理士法人で求人をする担当者として、求人サイトをよく見ていますが、「株式会社」なのに税理士事務所のような登録内容でヒットする求人は多くあり、なぜ、税理士を全面に出さないか? と少々疑問を持つことがあります。
「税務代理」と「税務書類の作成」、「税務相談」この3つは税理士の独占業務ですから、学生さんの中で税理士事務所に入社したいと思う方は、「税理士」の事務所を選択しないと、「会計」の仕事しかできず、キャリアアップできなくなりますので、ご注意ください。